【STORE 販売中!】Scott Tuma『Hard Again / The River』(Scissor Tail)
土地の香りや風景、郷愁を感じさせる映像的でミニマルなフォークサウンド
心に染み入るギタリストとは彼のことを言うのかもしれません。90年代にシカゴ音響派と言われた、トータスのメンバーやジムオルークなどか参加していた、Boxhead Ensembleに出入りしていたり、現在もGood Stuff Houseメンバーとして…もおそらくほとんど知る人はいないか。さらに知られていないプロフィールとしては、80年代後半に名門ラフトレードからSouled Americanとしても何枚か作品をリリースしている、シカゴの知るひとぞ知るギタリスト、Scott Tuma。
現在も精力的に活動を続けていているけど、彼のおすすめ作であり代表作であるのが、名作ファースト「Hard Again」(01年)とセカンド「The River 1 2 3 4」(03年)。この2枚は、残念ながら廃盤となっていますが、この2作品がセットとなって、Gareth Dicksonのニックドレイク作品や、Bruce Langhorneの再発もしているアメリカはオクラホマ州のタルサにあるScissor Tail Recordsより、ジャケットも新たに、アナログ2枚組で再発されております。
黄昏のアメリカーナをイメージさせる、アコーステックギターでの、映像的でミニマルなフォークサウンド。ローレンコナーズをイメージさせたりもしますが、もう少し、土地の香りや風景、郷愁を感じさせる。所々で入ってくるハーモニカがまたなんとも哀愁漂う感じで良いんですよね。
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2018-06-11 by
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