HORATIO LUNA「YES DOCTOR」(La Sape Records)
GODRIGUEZをはじめ、GODTET、JK Groupなど、リリースする作品にハズレなしの質の高い作品をリリースし、新興ジャズ&インストゥルメンタル・シーンでも注目の、オーストラリアのレーベルLa Sape Records。
どの作品も完結に言えば、なんか変なんだけど無茶苦茶クールでカッコいい!そのリリースの中でも、フィジカルなバンドスタイルで、様々なジャンルと、ハウスミュージックを無理くり結びつける、Henry Hicksこと、Horatio Lunaのデビュー作品「Yes Doctor」は、ぜひ聴いて欲しいところ。
Henry Hicksは、ハイエイタス・カイヨーテやノア・スリーも所属するWondercore Island Recordsが大プッシュする、オーストラリアのアンサンブル、30/70のメンバーでもあるわけですが、本作は、30/70のネオ・ソウルとはまた一味違った、ダブ、ジャズ、ブルースを融合させたハウス・ミュージックの新たな側面を楽しませてくれる。
出だしのダビートラックから、畳み掛けるようなドラムスと、ブリープ調のベースラインに、まばらにちりばめられたシンセのメロディー。”音楽的に限界まで自分をプッシュしていた”という本人談にもあるように、Horatio Lunaの「Yes Doctor」には、ハウス/ディスコの源流となっている、ニュー・ウェーブ、ノー・ウェーブ、パンク・ファンク、シンセ・ポップ、エレクトロ、ジャズなどが入り交じりながらも、どのトラックも官能的なグルーブが渦巻いている。
PASTEL RECORDSストアで販売中です
2020-05-19 by
関連記事
nous (Marie Séférian and Henning Schmiedt)「je suis」(flau) ポーランドのピニスト、スワヴェク・ヤスクウケ(Sławek Jaskułke)の作品が入荷中です。 Bruno Sanfilippo「The Poet」〜メランコリックなメロディーが詩的に響く、穏やかなサウンドスケープ Telefon Tel Avivのセカンドがついに再発で初期名作2作品が国内盤化!11年ぶり2度目の来日ツアーも! Nils Frahm「Music for the Motion Picture Victoria」〜セバスチャン・シッパー監督、最新作映画のスコアをニルス・フラームが担当!