穏やかに聴く者を郷愁へと誘う、Will Samsonの最新作「Ground Luminosity」

Morr MusicのバンドFensterのメンバーで、Plop、Karaoke Kalkから作品をリリースしている、ベルリン在住のイギリス人、Will Samson (ウィル サムソン)のサードアルバムが、フランスのレーベル、Talitres Recordsよりリリースされました。
同じベルリン在住のMasayoshi Fujitaさんにインタビューを行った際のやりとりで、”Will Samsonの新しい作品はオススメですよ”と知らされていたので、早速新しく出た「Ground Luminosity」を取り寄せ聴いてみたのですが、これがかなり良い!karaoke kalkからの前作「Animal Hands」は、ベルリンのプロデューサーHeimerとのコラボレーション作品の、かなりエレクトロニックに寄った内容だったので、ちょっとこの路線のままだったら個人的には辛いなー、なんて頭にあったのですが、「Ground Luminosity」では、そんな不安は見事に打ち消されていて、適度にエレクトロニックさは散見されるものの、それらはきちんと自身の音楽の中で消化され、彼の繊細な歌ごころの中で、豊かな音楽的表現の一つとしてアウトプットできている。
まず出だしの、インストルメンタル曲”Tumble”から聴き手に、切なくほのかに淡い郷愁を抱かせ、いい流れを生み出している。ラップスティールとヴァイオリンの調べが堪リません…。ヴォーカル曲もファルセット気味に歌う、Will Samsonの悲哀を湛えたとてもメロディーの美しさが表れたものだし、Benoit Pioulard、Message To Bearsらがゲスト参加した、儚く美しいチェンバーフォークサウンドも素晴らしく、ヴォーカル曲、インストを交互に織り交ぜながら、穏やかに聴く者を郷愁へと誘います。いや〜素晴らしい作品です。


▼Will Samson「Ground Luminosity」(Talitres Records)購入はPASTEL RECORDS STOREページまで!
投稿者プロフィール

- 生まれも育ちも奈良県葛城市。大阪は阿倍野区にあった中古レコード/CDショップにて約13年の勤務後、2006年5月にネットショップをスタート。現在は、音楽以外の仕事もこなしつつ、不定期で、大阪大正区にある、井尻珈琲焙煎所にて、出張販売を行っています。
最新の投稿
Jazz / Fusion2026/01/21Fergus McCreadie – The Shieling(Edition Records)〜スコットランドの伝統とジャズで描いた鮮やかな音の風景
Folk / Roots2026/01/04Joan Shelley – Real Warmth(No Quarter)〜静かに過ごす時間のための音楽
NEWS2025/09/28イベント出店のお知らせ The Old Sock Factory Market
Modern Classical / Classical Piano2022/10/09Henning Schmiedt ヘニング・シュミート – Piano Miniatures(flau)





















