Josephine Foster『No More Lamps In the Morning』(Fire Records)
Josephine Fosterの歌い紡ぐ、放浪の音楽と、ルーツの音楽
『No More Lamps In the Morning』は、アメリカの女性シンガー、Josephine Fosterが、2016年にリリースした作品です。
2005年に1stアルバム「Hazel eyes I will lead you」をリリースし、もうかなりのキャリアとなる、Josephine Fosterの音楽は、フォークやサイケと言った言葉で紹介されることが多いけど、その言葉のイメージを遥かに超えた個性と魅力を湛えた幽玄な歌は、この世の歌とは思えないほど。それと同時にとても懐かしくもあり、どの作品でも一度は耳にすることをおすすめいたします。もちろんこの作品も…。
さて、この作品では、フォスターは、ナイロンの弦ギターで、そして彼女の作品には欠かせない、夫、ヴィクトール・エレーロは、ポルトガルのギターで、他2曲では、アイスランド出身のバンド、Múmの元メンバーでチェリストのGyða Valtýsdóttirが参加というほぼ2人だけの演奏というシンプルなもの。そして『No More Lamps In the Morning』の収録曲のうち2曲は、インド生まれでイギリスの小説家/詩人、Rudyard Kipling(”Blue Roses”)と、アイルランド出身の小説家/詩人James Joyceの詩が歌われています。
ジャズ、ブルース、カントリー・ミュージックといったアメリカのルーツから、ヨーロッパの古典、そしてスペインのフォークソングまで、彼女の渡り歩いてきたルーツが、乾いたギターの音色とともにシンプルな演奏なはずなのに、うっとりするほど詩情豊かに、そしてまた奇妙なほど美しく奏でられ、ジョセフィン・フォスターの歌が心地よく宙を舞う。
彼女の歌い紡ぐ、放浪の音楽と、ルーツの音楽に、ぜひ酔いしれてみてください。
01. Blue Roses
02. A Thimbleful Of Milk
03. My Dove, My Beautiful One
04. The Garden Of Earthly Delights
05. No More Lamps In The Morning
06. Second Sight
07. Magenta
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投稿者プロフィール

- 生まれも育ちも奈良県葛城市。大阪は阿倍野区にあった中古レコード/CDショップにて約13年の勤務後、2006年5月にネットショップをスタート。現在は、音楽以外の仕事もこなしつつ、不定期で、大阪大正区にある、井尻珈琲焙煎所にて、出張販売を行っています。
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