Jón Olafsson & Futuregrapher「Eitt」〜穏やかな波のようなピアノと静寂を意識させるサウンドスケープ

80年代から活動するアイスランドのバンド、Nýdönsk他、多くのアーティストの作品やライヴに参加しているキーボード奏者、Jón Ólafssonと、同じくアイスランドのブレイクコア、IDMなどエレクトロニックミュージックシーンで近年知られる存在になっているFuturegrapherことÁrni Grétar Jóhannessonによるコラボレーション作が、Futuregrapherが共同運営に関わっている、Möller Recordsよりリリースされました。
それぞれが関わってきたロック〜ポップ、エレクトロなジャンルと、この作品で聴かれるアンビエント〜モダンクラシカルの優雅な佇まいとのイメージのギャップに驚かされてしまいますが、時に偏見なく音楽に接する、ということも大切だと教えてくれるようでもあります。Futuregrapherは、日本のGallery Sixや、このサイトでも紹介した、Veroníqueといった、アーティストとも作品をリリースしているのですが、その時は単独名義でリリースしている作品よりも、アンビエント色強いものとなっていて、今回もその流れの中で、Jón Ólafssonのピアノを生かしながらも、デリケートな美しさを引き出している。
ジャケット写真のような、北欧の厳しい冬のわずかなひとときに見せる、波の少ない静寂な海を讃えるかのような、Jón Ólafssonの穏やかに奏でられるアコーステックピアノ。多くは弾かないものの、一つ一つ丁寧に導き出されるフレーズからは、ゆたかな情緒に溢れている。そこに、フィールドレコーディングスやシンセ/エフェクターによるFuturegrapherのアレンジが、聴き手に、心地よい余韻を与えています。
▼Jón Olafsson & Futuregrapher「Eitt」購入はPASTEL RECORDS STOREページまで!
投稿者プロフィール

- 生まれも育ちも奈良県葛城市。大阪は阿倍野区にあった中古レコード/CDショップにて約13年の勤務後、2006年5月にネットショップをスタート。現在は、音楽以外の仕事もこなしつつ、不定期で、大阪大正区にある、井尻珈琲焙煎所にて、出張販売を行っています。
2015-12-15 by
関連記事

アンビエント〜モダンクラシカルの良質な作品をリリースしている、モスクワのレーベルDRONARIVMからイタリアのアーティストEnrico ConiglioとMatteo Uggeriの作品「Open To The Sea」がリリース。 
穏やかに聴く者を郷愁へと誘う、Will Samsonの最新作「Ground Luminosity」 
Bedouine – Waysides(Bedouine Music) 
3年ぶりとなるMoon Ate the Darkのセカンドアルバムがsonic piecesよりリリース! 
David Cordero「El Rumor del Oleaje」(Home Normal)




















