自らが創造する “SALMO SAX” という音世界を探求する、山内桂(salmo sax）を中心に、山崎昭典（Gt）、米増博俊（Bass）が参加したユニット”SAGAIN（サガイン）。山内のオリジナル曲をギターと時折ベースが入り、静かでゆったりとした、シンプルな演奏が広がる。

即興演奏を軸としたキャリアを持つバックグラウンドの印象からは、想像以上の聴き心地の良さで、山内桂さん、山崎昭典さん2人の間を行き交う温もりに似たような臨場感が生み出す瞑想的で、叙情的、懐かしくもあり、新しくもある感覚が、演奏の隙間隙間から溢れ出してくる。

SAGAINの演奏は、前述のゆったりとした聴きやすさはあるのですが、ムード的な軽音楽とは全く異なるものです。一つ一つの音は、メンバーそれぞれの内なる感性と、そこからつながる直感で、ときに音数少なく、ときに流麗に解き放ち、それらが演奏の重なりとともに、自然の情景とも見事に調和する、彼ら独自の音楽観がもたらす美しさがある。何度聴いても聴き飽きることがない作品です。

01. Aki
02. Kahe
03. Kitam-Yu
04. Ams.
05. Far East
06. Saga
07. Kah Kah
08. Kitam-yo

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