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Madeleine Cocolas「Cascade」〜心に映し出した景色にこだまする美しいサウンドハーモニー


Drombeg「Earthworks」を紹介した時にも触れましたが、良質なアンビエント〜ポストクラシカルな音楽をリリースするUKのレーベルFuturesequenceより2015年リリースされた、オーストラリア出身で、現在は…レーベルの資料ではシアトルとなっていますが(アーティストHPでは、NYとなっていてどっちかよくわかりません)、とにかく、Futuresequenceの近年リリース作の中でも注目されるべき作品、Madeleine Cocolasのデビュー作「Cascadia」がようやく入荷しました!

「Cascadia」はデビュー作ではあるのですが、この作品をリリースするまでに、振付師や、テキスタイル・デザイナーとのコラボレーション、そして、アディダスのショートフィルムの音楽を手掛けたり、シアトル・ノースウェストフィルムフォーラムの「ピュジェサウンドトラック」シリーズの一部として、アルフレッド・ヒッチコックの「鳥」に音楽を付け演奏したり、ここ数年で一気に活動が活発になり、その才能を開花させようとしている人です。

デビュー作「Cascadia」は、2013年から2014年の間、毎週音楽の断片を書くことを試みるプロジェクト、 ”Fifty Two Weeks”がベースとなっています。この作品には、繊細なピアノのメロディーを響かせながら、シンセ、アンビエント・レイヤー、フィールドレコーディングや、ジュリアナ・バーウィックを彷彿とさせる多重に折り重ねた彼女自身の声が溶け合い(この彼女自身のハーモニーがすごく良い個性を与えているし重要な要素でもある)、ポストクラシカルの軸を中心とした、美しく崇高な音像を浮かび上がらせています。

全編、聴き手を圧倒するようなサウンドスケープだけではなく、シンプルにピアノを中心としたしっとりと聴かせるトラックもあり、この作品トータルのなかで、2013年から2014年にMadeleine Cocolasが、感じたままに心に映し出した景色を作品にしたような、楽器構成だけのサウンドにはない、彼女自身のハーモニーが聴こえてくるようです。

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