PASTEL RECORDS

「好奇心とやすらぎの音楽」というキーワードで、エレクトロニカ、フォーク、アコーステックを中心に世界のインディペンデント・ミュージックを紹介しております。

Sheeprint「Wasted Times」〜いつまでも終わらないでほしい、夢の帳のサウンドトラック。

      2017/07/19

2008年にボーカルのヒトツヤナギを中心に結成された京都/東京の不定形グループ、sheeprint(シープリント)。これまで、2010年に「flutter」、「How to Giraffes Move」、2011年に「Happy Birthday」と、3枚の3inchシングルをリリースしていますが、その中から、名曲との呼び声の高い「キリンの運び方」を含む、限定7インチ「Wasted Times」がFastcut Recordsよりリリースされました。

sheeprintのリリースされた作品は、全てがハンドメイドで作成された8cmCD-Rでのリリース形態ながらも、そのどれもがリリース後、瞬く間に完売しているだけあって、7インチシングルといえど、sheeprint一番とも言える名曲が改めて形となってリリースされたのは、とても意義あることだと思います(このリリースをきっかけに久しぶりのライヴも再開していますし)。

ピアノを中心としたベーシックなバンドスタイルが織りなすアトモスフェリックな空間を演出する淡いムード、そこに少女らしさとセンチメンタリズムを内包したヴォーカル。何度も繰り返しますが、収録曲“キリンの運び方”はsheeprintの代表曲だし日本のポップシーンの数ある名曲群と並べてもなんら遜色ない魅力を持っている。いつ聴いても、淡く灯るように夢が現れ、切ない気持ちとこみ上げる高揚感、シンプルだけどなんとも言えない夢見心地な気分にさせてくれる。カップリングで収録されている、The Blue Nileの”Let’s Go Out Tonight”もメランコリーなsheeprintに染め上げた素敵なカヴァーです。ジャケットは、Ryuto Miyakeによるオリジナル・アートワークを起用、初回限定400枚プレス。いつまでも終わらないでほしい、夢の帳のサウンドトラック。








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