PASTEL RECORDS

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Naïm Amor & John Convertino「The Western Suite And Siesta Songs」〜砂漠の独特な美しさと伝統音楽が調和した、サウスウェスタン・サウンドトラック

      2016/12/04

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アメリカは砂漠の美しい街、ツーソン在住のNaïm AmorとJohn Convertino2人によるコラボ作が、A Hawk And A Hacksawが主宰するレーベルL.m. Dupli-cationよりリリースされました。Naïm Amorは、フランス出身で、1997年にツーソンに移り住み活動している音楽家で、日本のsweet dreams pressからも2012年にソロ3作目となる「ダンソン」をふくめ、これまで、4枚のオリジナル作品に、4枚の「架空の」サウンドトラック作品をリリースしています。John Convertinoはご存知の方も多いかと思いますが、ツーソンを代表するバンドで、20年以上ものキャリアを持つジャイアント・サンドのリズム隊を務め、カントリー〜ウエスタンを始め、多国籍な伝統音楽と、絶妙なセンスでモダンなサウンドを聴かせる、キャレキシコのメンバーとして知られています。

実は、Naïm Amorの作品には、ゲストとして、John Convertinoがドラムでほとんどの作品に参加していて、気心知れた…という間柄。そんな2人が、ニューメキシコ州や、ウェストテキサス州の砂漠の独特な美しさと伝統音楽が調和した、素敵なサウンドトラックを作り上げました。

マカロニウェスタンな演奏でスタートする本作。いかにもな口笛と、トゥワンギーなギターがいかにも彼ららしくてほっこりさせられますが、そこから一転、ロマンチシズムとノスタルジー溢れるピアノとギターによるワルツ、そして乾いたブラシによるドラムと、エフェクトによるギターのフリーフォームな即興演奏によって浮び上る、荒野の風景を描いたもの、また、電化されたタンゴというべきか、ジャイアントサンド、キャレシコあたりではお馴染みの、いなたい演奏に、アコーステックギターで奏でる心に染み入るような、美しくほっこり癒される演奏など、楽曲ごとに飄々とスタイルを変えながらも、映し出す風景は、いずれも国境近くの街アリゾナ州ツーソンの大自然と営みに触れているような感覚になる。中盤までは、サウンドの背景がはっきりとした演奏が続きますが、中盤以降徐々にそれら要素がミクスチャーされた、不思議と彼らしか奏でることのできない映像的な展開も印象的。郷愁感とスウィートでドリーミーなロマンチシズム溢れる作品です。

Tracklist
01. Round Em Up
02. Rye Grass Waltz
03. Of Dust And Wind
04. Jelly Roll Tango
05. Senora Sonora
06. Black Boot Shuffle
07. Fortune Diggers
08. XO Waltz
09. Santa Cruz River
10. Snow Falls On The Desert Plain
11. Tucson, Paris
12. Before We Go








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