【イベント】『草土の薫りやわらぐ』ワークショップ+ライブ with Akinori Yamasaki

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音のひなたぼっこにようこそ。

気配と静謐を奏でるサウンドアート・ユニットstilllife(スティルライフ) の春ツアー『音ぼっこの午後 2014』が3月下旬よりスタート。奈良でもワークショップ+ライブを開催いたします。

簡単なガイダンスの後、開催会場となる「日+月+星」付近をゆっくり2時間ほど歩きながら、「音を聴く」「静けさを聴く」「みみをすます」という3つの意識状態をガイドする予定です。いつもの散歩道も、注意してみみをすますと、驚くほど豊かな音の風景が広がります。

ワークショップの後のライヴは、津田貴司+笹島裕樹によるスティルライフと、昨年末、奈良のsukima industriesより、
素晴らしい作品「海のエチュード」をリリースした、Akinori Yamasakiによる、2組の演奏をお届けいたします。

スティルライフは、ノンPAで、様々な物音を使ったパフォーマンス、方や、Akinori Yamasakiの方は、クラシック・ギターの伝統的な手法と電子音響を組み合わせた、優美な…そして力強い演奏。

ライヴ前に行う、ワークショップを経た参加者の耳はきっと感度鋭いものになっていることでしょう。そしてその耳のまま体感する両者の演奏…もう必聴ですよね。

 

イベント情報

奈良 『草土の薫りやわらぐ』ワークショップ+ライブ
with Akinori Yamasaki

日時:2014年3月23日(日)
集合時間:14:00 (WSは16:30頃終了、休憩を挟み17:00よりLIVE)
出演:stilllife (スティルライフ;津田貴司+笹島裕樹)/Akinori Yamasaki
WS集合/ライブ会場:日+月+星
〒630-8112奈良市多門町35-2
TEL/0742-81-8261
http://sun-moon-star.jp/
参加費:3,000円 (WS+LIVE、お茶菓子付き)  LIVE のみ2,500円
WS定員:20名  LIVE定員:30名

共催:pastel records + 「日+月+星」+ sukima industries
お問い合わせ先:info(at)pastelrecords.com ※(at)を@に変えて送信して下さい

ご注意ください!
公共の交通機関などに影響がある天候以外は、
雨天決行ですので、防寒具は必ずご用意ください。
※集合後すぐに移動しますので、集合時間に遅れないようご注意ください
※ワークショップは中止の際は、ライヴのみとなります。
(その際は、事前にお客様のご連絡先にお伝えいたします)
※LIVEも「日+月+星」で行います。
※「日+月+星」にはお客様用の駐車場は御座いません。近隣は住宅街となっております。どうか路駐だけはなさらないようお願い申し上げます。公共機関を使用してのご来場、もしくは、近くのコインパーキングをご利用下さい。
(転害門辺りに、WEB検索で出てこない駐車場がいくつかございます)


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予約フォームはこちらです
~スティルライフ『草土の薫りやわらぐ』奈良WS+サウンドパフォーマンス

出演者
stilllife (スティルライフ;津田貴司+笹島裕樹)
stilllife
非楽器・非即興・非アンサンブルという抑制の果てに立ち現れる、気配と静謐のフラグメント。フィールドレコーディングに基づく活動をしてきた津田貴司と笹島裕樹によるサウンドアート・ユニット『スティルライフ』は、音が意識に触れ音楽になる瞬間・音楽が解体され音に還ってゆく瞬間を往還し、風土の余韻を浮かび上がらせる。彼らが描く土の匂いのフォークロアは、おととみみのあいだ・聴くことと奏でることのあいだの水際をたゆたう。
(要チェック!→http://pastelrecords.com/koencafe/?p=341

Akinori Yamasaki
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京都府丹後半島在住のギタリスト、作曲家。2001-2003年にかけてサウンドアーティスト・鈴木昭男氏のアシスタントとして活動。2005 年に英国音楽誌WIREのサポートのもと、ファースト・アルバム『RED FIELD』をリリース。クラシック・ギターの伝統的な手法と電子音響の先鋭性が見事に調和した本作は、同WIRE誌のコンピレーションCD『WIRE tapper 13』に楽曲が収録され、UK実験音楽シーンを代表する批評家・音楽家のデヴィッド・トゥープ氏が賞賛するなど高い評価を得た。現在はソロ名義でのライブのほか、京都市内の劇団”烏丸ストロークロック”の音楽制作及び演奏を担当。そのほかコンテンポラリーダンスとのコラボレーションなど、様々な表現分野で活躍中。2013年12月1日、前作から約8年の歳月を経てセカンド・アルバム『海のエチュード』をリリース。
more info:click here
(photo by Yoshitaka Goto)

 

次は昨年、奈良で行ったワークショップの前に、
津田さんにインタビューした内容を
ワークショップに焦点を絞り、再掲載いたしました。

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インタビュー・テキスト:寺田兼之 (2013.1.14)

まず、津田さんが「みみをすます」を始められた経緯と、「みみをすます」というのは、どういう内容のワークショップなのか?教えてください。

「みみをすます」は、かれこれ五年ほど前にはじめました。それ以前からずっとフィールドレコーディングをやってきて、身の周りの音をただ聴くこと、みみをすますことが、音楽を聴いたり演奏したりすることと同じように、時にはそれ以上に、豊かな体験であることに気づきました。その豊かな体験を、ライブと同じように人と共有できる方法はないかな、と思ったことがきっかけです。ワークショップでは、だいたい2キロくらいの距離をゆっくり歩きながら、「音を聴く」「静けさを聴く」「みみをすます」というように段階をふんでガイドします。

ワークショップを通じて参加して頂く方に、何を持ち帰ってもらいたいと思われますか?

ワークショップというと、あらかじめ用意されたものを練習するとか組み立ててみるとかの「お教室」が多いと思うんですが、「みみをすます」では、ぼく自身がその時・その場ではじめて体験する音を、実際に耳を開きながら案内していきます。大抵の場合、散歩をしているときも頭の中で考え事をしたりして、その時・その場の音になかなか意識が開いていませんが、この「みみをすます」ワークショップで、身の周りの音をただ聴くこと、みみをすますことが、とても豊かな体験であるということに気付いていただければ、と思っています。参加者のみなさんが、「みみをすます」ことの面白さに、自分の感覚を通じて味わってもらうことが目的です。

「みみをすます」ことは、意識を開かせることとおっしゃりましたが、普段の生活のリズムで周囲の環境に、みみをすますことは、なかなか時間に余裕がないと(あったとしても)意識を開かせることはないでしょうし、実は凄く贅沢なことだと思うのですが、これまでのワークショップで参加された方の反応はどんなものでしょうか?

そうですね、音だけに意識を向け続ける機会は日常の中ではほぼないですね。普段はどうしても視覚にとらわれがちですし、音にしても、その「意味」を聞いているんだと思います。ワークショップではそうした感覚の枠組みをはずしていくので、参加された方は「感覚のストレッチみたいで気持ちよかった」とおっしゃる方が多いです。視覚や意味を中心にした世界から、ちょっとだけ自由になれるのかな、と思います。いつもの散歩道が全く知らない世界のように感じたり、ちょっとしたトリップのような感覚になったという方もいました。

次は奈良について、私が言うのもなんなんですが、奈良ってご存知の通り、歴史が生み出す独特の空気が流れている場所で、どこにもない本当におおらかで、やすらかで癒されるのですが、津田さんは奈良にどんな印象をお持ちですか?

ぼくは生まれ育ちが大阪で(いわゆる「河内飛鳥」と呼ばれるあたりです)奈良には近かったので、子供の頃からよく遊びに連れて行ってもらった記憶があります。大人になってからは、演奏でも2回来ていますし、「おん祭り」を観に行ったこともあります。あらためて感じるのは、奈良市内はとても静かな街だということですね。もちろん歴史が育んで受け継がれてきたのでしょう、春日奥山の原生林も近くにあるし鹿もいるし(笑)、人間の世界だけではなくて、どこか神聖で晴れやかで澄んだ気配のようなものがあるように思います。それはおそらくサウンドスケープ(音の風景)にも現れていて、人のたてる音が密集していないので、いろんな音がよく聴こえるし、遠くの音もよく聴こえる。音の風景がハイファイなんだと思います。

 

2014-02-08 | Posted in NEWSComments Closed 

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