Jóhann Jóhannsson, with Hildur Guðnadóttir & Robert Aiki Aubrey Lowe「End of Summer」

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アイスランド人作曲家/プロデューサー、Jóhann Jóhannsson(ヨハン・ヨハンソン)が監督と音楽を手掛けた、ドキュメンタリー映画『End of Summer』のサウンドトラック作品が2015年の暮れに、ベルリンのSonic Piecesよりリリースされました。

ヨハン・ヨハンソンは、アカデミー賞にノミネートされるなど、もうすっかり映画音楽の作曲家としての印象が定着してますけど、彼の作り出す音楽、ポストクラシカルやアンビエントは、リアルに目に見える構造のものではなく、ムードや色調というものに直感的にった映画音楽のスタイルに近い流れの中で作曲されているところもあるわけで、彼の中では、自身の作品というのは、サウンドトラックであってもなくても作曲スタンスというのは根本的に変わるというものではないのかもしれません。

『End of Summer』は、Jóhann Jóhannssonが、南極大陸への旅をカメラに収めた、ナレーションなしの映像作品で、その映像を収めたDVDと、音源のDVDがセットになっています。音楽は、Jóhann Jóhannssonのほか、主にTouchからソロアルバムをリリースし、múmやValgeir Sigurðsson、A Winged Victory For The Sullenの作品に参加したりHauschkaとも共演作をリリースしている、アイスランド人チェリストHildur Guðnadóttirに、Lichensとしても知られるシンセ奏者のRobert Aiki Aubrey Loweが参加。

前半2曲は、極限の自然環境の中、気の遠くなるような年月を経て広がる、静かなる風景を描き出すチェロの響きを中心としたトラック、後の2曲は、Hildur Guðnadóttir、Robert Loweによるヴォイスハーモニーを中心に、シンセ、Jóhann Jóhannssonのエレクトロニクスが生み出す、無限の神秘と、原生地域が残る大自然南極の持つ壮大さと深さを表現しているようでいて、時の経つのも忘れるくらい、ゆったりと流れてゆきます。

この作品は、Sonic Piecesの、新シリーズ「Pattern」の第2弾としてリリースされており、第一弾のDeaf Centerにつづき、レーザーカット加工された特殊紙パッケージ仕様になっています。

End Of Summer – Part 3 (Excerpt) from Jóhann Jóhannsson on Vimeo.

Jóhann Jóhannsson, with Hildur Guðnadóttir & Robert Aiki Aubrey Lowe「End of Summer」
01. End of Summer Part 1
02. End of Summer Part 2
03. End of Summer Part 3
04. End of Summer Part 4

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