【ショップレビュー】 mark fry/the a. lords : i lived in trees
確かに72年にリリースされた、「dreaming with alice」はニックドレイクファンもにんまりのこの時代独特の浮遊感がたまらなく良かったのですが、それから2008年に36年ぶりにリリースされた、「Shooting The Moon」では、悪くはないんだけど、確実におっさん化した マーク・フライで、もはや過去の人という感覚があったのですけど、今度の作品は、音源聴いて、ちょっとどころではないくらい、びっくりしちゃったんですけど、全然2008年の作品のマークフライじゃない!
これひょっとして本人の最高作じゃないの?僕は「dreaming with alice」よりも断然こっちを支持するなあ〜!と熱くなっちゃうくらい、素晴らしいのです(ジャケットも!)。じつはこの作品、ある人物がキーパーソンになっています。それは、イギリス人マルチ奏者、Directorsound(ダイレクターサウンド)ことNick Palmerと、Nick Palmerの大盟友であるMike Tanner (Plinth)。まさにDirectorsound+mark fly+αという感じではあるんですけど、おそらくNick PalmerもMike Tannerもマーク・フライ好きだったんじゃないかな?と思うくらいサウンドの相性がいい!ギター、フルート、ストリングス、パーカッション等のアコースティック楽器が奏でる、ソフトなサイケデリアを含んだ、美しくメランコリックなチェンバー・フォークサウンドをバックにマーク・フライの「dreaming with alice」で聴かれるロマンチックなメロディーが聴こえてくる…。この作品、ちゃんとマーク・フライの世界観を新鮮な気持ちで聴くことができるのです。そして驚くことに声も幾分若返って聴こえるような気がするのは僕だけでしょうか!?